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    2016/02/27

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    春の詩~*

    category - 詩 美 幸福 自然
    2016/ 02/ 27
                     
    IMG_1651 (2)

    もうすぐですね...❇
    こそ 自然界にとっては始まりの時季、誕生の時季。とてもみずみずしい。

    人々は、一月を年の初めとしたけれど、違和感は否めない。


    街の女子たちは 色とりどりのファッションに身をまとい、概ね楽しそうだ*



    ファッション雑誌の広告で、デトックス容の特集という文字が目にとまり

    モデルさんも いかにも透き通るような素肌美の人で、


    アッ!確信をついた内容かな?などと思ったんですが、用もあったので 雑誌名も忘れてしまいました。


    写真は昨年5月くらいだったと思いますが、

    ここに行くと 想うがあるんです。




    たまごたちのゐる風景 

     

    みづはぬるみ。みづはひかり。あちこちの細長い藻はかすかに揺れる。ゼラチンの紐はそれぞれ黒い瞳を点じ親蛙たちは

    姿をみせない。流れるともなくみづは流れ。かはづらを。ああ雲がうごく。

     

    雪があった。そしていまは斑雪(はだれ)もない。ゆるんだ空気の中に櫟が一本しんとたってる。藍と白とのするどい縞

    とほい山脈(やまなみ)は嶮しかった。いまはもう遥かにぼうっとかすんでゐる。羊雲がうごくともなく動いてゐる。

     

    みづはぬるみ。みづはひかり。あちこちの細長い藻はかすかに揺れる。ゼラチンの紐はそれぞれ黒い瞳を点じ親蛙たちは

    姿をみせない。流れるともなくみづは流れ。かはづらを。ああ雲がうごく。

     

    田ん圃の土手の食パン色の枯草には。生ぶ毛をはやした新芽の青もかほを見せ。の魁けいぬのふぐりは小さいコバルト

    の花をひらいた。そのコバルトのさかづきに天の光をみたしてゐる。

     

    みづはぬるみ。みづはひかり。あちこちの細長い藻はかすかに揺れる。ゼラチンの紐はそれぞれ黒い瞳を点じ親蛙たちは

    姿をみせない。流れるともなくみづは流れ。かはづらを。ああ雲がうごく。

                                           草野心平
                             
                                      

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